毎日真面目に生きている

毎日真面目に生きている東京在住の女の話

耳がおかしくなっている話

産みました、のあともう5年半経って

私もちょうど30代ど真ん中ゾーンとなった。

 

家族との日常は幸せなのに、なぜか身体があまりに辛くなったので、普段のSNSから離れて、それでも何処かに記したくて、この場を思い出して書くことにした。

 

つい最近どこかで読んだのだが、30代半ばというのはなぜか自己肯定感が減ったり焦りが出たりするような時期らしい。

自分もそれはもう焦り他人を羨みなぜ自分はこんなにもできないのかと絶望したり、まだ自分はできるはずだと根拠のない自信をもとに転職活動をしたりと存分に空回っていた。

 

そんなとき、会社から公募があり、まあダメ元で受けてやれという気持ちで受けたポストにありがたいことに引っかかって、異動したのが昨年度。

フルタイムへと働き方も変わり、本社に移動(異動)、子どものライフステージも変わりと、たいそうストレスはあった。

金と時間に見合うアウトプットができていない気がして、周りが自分より出来すぎて、全くわからないところから始めて、もう仕事がしんどすぎた上に、プライベートも登園しぶりやらトラブルやら、キャパシティを超えていたのだと思う。

夏にもう無理だなって思って病院に行って、そこから薬を飲みながら騙し騙し、悪くなったり良くなったりを繰り返しながら過ごして、ついに無理だなと思ってから半年後、先月の下旬に、片耳が聞こえづらくなった。

その前に限界なので部署異動をさせてほしいと人事に頼んで、中で話し合ってと言われた、その1週間後だった。

 

あまりにも急で、突然だった。

片方の耳が水に浸かっている感じがして、さらに痛く、そして存在がぼやけているようで、とりあえずその日のアポイントはずらしてもらって、病院へ行ったら急性中耳炎で耳が真っ赤だった。

ずっと閉塞感があって、小さく耳鳴りがするの。そして、鼻詰まりしていた方と反対側の耳だった。何故かわからない。

 

その後やっぱり聞こえは治らないし、痛いからってセカンドオピニオンへいって、鼓膜を切開して、これで治るかなと思っていたら全然治らなくて、聞こえづらい方は正常と半分くらいの聞こえだった。

でも週明け働いてしまった。ばかだった。

その後薬がなくなるタイミングでやっぱり聞こえないからと聴力検査をしたら初期より悪くなっていて、再度鼓膜切開をして、それで膿はもうなくて、内耳なのかそれとも違うのかわからないが新しく薬を飲み始めた。

もう耳が聞こえなくなってから1週間が経っていた。

 

そして今日もまだ耳がおかしいままである。

わたしの耳はおかしくなってしまった。子どもの声がダブって聞こえる。聞こえない側で話されてもよくわからない。

1人の時に音楽を聴くこともできない。ご飯を食べる自分の咀嚼音が頭に響いて美味しくなくなった。

生活の楽しみが減った。

これからずっとこうなんだろうか。

何がいけなかったのか、休む選択ができていれば変わったのか。

この耳の病名も原因がわからない、でももうこの症状は不可逆なのかもしれない。

そしてこれは仕事のせいでなったのではないかと、強く思っている自分がいる、わたしはわたしを恨むことしかできない。

それなのにまた明日も働くんだろうか。わたしは自分を壊してしまっているんだろうか。

 

 

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書いてから、今日は耳の日であったことに気がついた。誰か、耳のことで検索してわたしの記事にきた人がいたら、耳鼻科に行って大事にしてね。今ならまだ間に合うかもしれない。

そして、休みなさいね。わたしも明日休めるように頑張る。