毎日真面目に生きている

毎日真面目に生きている東京在住の女の話

ぽこぽこ

今日は検診の日だった。
太るなといわれていて、食べることが幸せなわたしは、ノイローゼになるかなと思うくらい体重の増減を気にしていたのだけれど、0.1kgの減少で済んでよかった。これは誤差だろう。

その代わり、お腹の張りが出てきたと伝えると、安静気味にしなさいとのお達し。食べるのをやめなさい、運動してお腹がはったら意味がないと、ごもっともなお話。子宮頸管も少し短いらしい。(即座に子宮頸管無力症が頭に浮かんで不安になる。それはいまのところ何も言及がなかったため、頭から取り払う。)
母子手帳にも安静の判子を押された。かなりへこむ。会社はいってもいいとのこと。
貧血の指導も受ける。妊娠とはこうも変わるものなのか。

153cm.56kg.BMI24のわたしは、どうやら、低身長気味・肥満気味の合わせて一本で、高リスクの部類に入るらしく、計画分娩を勧められる。
お腹の子は、週数に見合った成長をしていて、それはわたしにとって少し大きいらしい。予定日まで待っているとリスクが上がるから、早めに産みましょう、とのことらしい。
考えてもいなかったが、とりあえず予定を決めることにした。即断即決が求められる病院だ。
出産がゴールではないから、お腹の子も、わたしもリスクを極力避けたい。夫も同じ考えなので、すぐ決まった。(むしろわたしが戸惑った。あとで夫に、何を悩んでいるのかわからなかったといわれる。)

エコーでみたお腹の子は、手も足も動かしていて、心臓はちゃんと仕切りがあるように見えて、おもしろいものだなあと思った。胃も膀胱もあるということは大事なことです、と言われた。確かにわたしの体内で発生と器官形成が進んでいることに、言葉に言い表せない不思議な感覚を覚える。


いま、安静にしなさいとのお達しを受けたことで、夫からごろごろするように言われて、ベッドの中でこれを書いているのだけれど、その中でもお腹の子はぽこぽこぽこぽこ元気に動いている。

そういえば今日が20w0dなので、折り返し地点に来たのだった。夫とわたしが、いまぽこぽこしているお腹の子と元気に会える日まで、あと140日きちんとお腹の中で育てていくことを、がんばろう。